株式会社むさし育種農場は、既存品種よりも栄養価の高い新しい品種を開発しその種子を販売することを目的とする会社です。研究開発の対象としては、キャベツ・白菜などの十字花科作物に特化しております。 昭和29年(1954年)に創業以来、弊社が開発した野菜種子(主にトマト・ナス)を野菜生産農家に販売して、日本の農業の発展に大きく貢献してまいりました。創業初期は、様々な野菜に取り組み、昭和30年代に緑王ピーマン、昭和40年代に東光トマトがヒットし、その後、光シリーズトマト、強力シリーズトマトで、日本各地のトマト生産農家の皆様にご愛顧頂いておりました。また、昭和50年代には、既存にはない新しい野菜『セレタス』*を開発いたしました。
2017年に、当社は、トマト・ナス等のほとんどの事業を譲渡し、栄養的特徴を持つ新しい高付加価値野菜品種の開発を行う会社に生まれ変わりました。新生『㈱むさし育種農場』の現在の目標は、消費者皆様の健康促進の一助となるような、栄養価の高い葉菜類及びカブ等十字花科作物を提供するために、日夜、品種改良の努力をしております。
*:『セレタス』は、白菜とキャベツの種間雑種の複二倍体(はくらん)に白菜を戻し交雑してできた新野菜です。